高付加価値について学ぶ オリジナル×インスタ映え

コーヒー市場は、さらなる拡大が目覚ましい今日。

セブンイレブンでは、2013 年の発売以来約 24 億杯を販売しているセブンカフェが、2017年度はラテが加わることで、初の年間 10 億杯を見込むというニュースが今年1月に話題となりました。年間売上は、950億にのぼると言われています。


個人的にはコーヒーより紅茶が好きなので、「コーヒー市場がここまで拡大したのならば、紅茶市場もまだまだ拡大余地は大きいはず!」と常々思っておりました。

そんなことを思っていると、表参道にて期間限定で出店している『 Lipton Fruits in Tea 』に立ち寄る機会に恵まれました。


表参道界隈では、何やら黄色いフタでカラフルなフルーツが入った可愛いマイボトルを片手に行き交う人を多く目撃!興味をそそられいたら、正体は『 Lipton Fruits in Tea 』!

『好きを入れよう。』をコンセプトに、リプトンが展開しているキャンペーンイベントで、ボトルはもちろん、紅茶の種類、ベースの素材、トッピングのフルーツ・食感素材にいたるまで選ぶことができ、自分だけの紅茶を作れるという。組み合わせはなんと4,000通りに!?

自分だけのオリジナル紅茶が作れるのがウリではありますが、選ぶのが億劫な人向けにもスペシャルブレンドと銘打った紅茶が用意されている!

メニュー表を見ているだけでも、心惹かれるカラフルさとで、特別感を掻き立たれます。実際に作っているところを見られるのも人気のポイントでしょう。

セレクトされた素材がボールに入れられ、

大量の氷が入れられ、

混ぜる。

素材と氷がボトルに詰められ、

紅茶を入れてキャップを閉めれば完成。

ちなみに、お値段1本1,000円!!決してお安いものではありませんが、お一人で数本購入している方も多くおられました。さらに、購入するのに、炎天下で2時間待ちもザラらしい。。

リプトンの紅茶にマイボトルと自分でセレクトできるフルーツと組み合わせることで、付加価値を高め、高単価商品へと見事に変身させています。

Instagram映えもする一品で、さらに人気が拡散する流れができております。


紅茶の自体も大した原価でない上に、氷がボトルの3分の2を占めていて、紅茶もほどんど注がれていない。

さらに、後日談ですが、ボトルを食器洗い乾燥機に入れたら、見事に縮まって出てきました(笑)使い捨てボトルとして設計されているようで、ここでも高いコストを掛けない仕組みがされているのでしょう。

それでも、老弱男女問わず、並んで購入している状況を見ると、高付加価値とは何かを改めて考えさせられます。

夏の生物的な渇きと、精神的な暑さを癒してくれるアイテムとして、そしてさらに、自分を素敵に演出してくれるアイテム、自ら作り上げる達成感、それぞれの価値を見出しているからこそ、幅広い層に求められるように感じました。

JALF

財団法人宿泊施設活性化機構 Japan Accommodation and Lodging Foundation 通称:JALF(ジャルフ)。 宿泊業界の業界広報組織。業界外広報(対政官広報・一般国民広報)および業界内広報(ナレッジシェア・成功事例共有)の推進・支援を担務する、新しい組織です。

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